藤城清治自宅スタジオ展♡Report ③2011/06/09

館内は写真OKということだったので、そのご好意に甘えて
撮影させて頂きました♡
館内は所狭しと、ディスプレイを工夫されていました。
鏡と水を利用したディスプレイの手法は、ほんとうに美しい☆

数年前、藤城さんの作品に初めて出会ったときに最も心を
揺さぶられたのが。。。この広島の原爆ドームを題材にした
「悲しくも美しい平和への遺産」でした。
広島の原爆ドームと言えば。。悲惨な戦争の暗く悲しいイメージ
ばかりが浮かびますが。。。この作品は何かが違う。。。
ご自身も、今までなかなか描く気にはなれなかった悲惨な戦争跡。
あのとき21歳、海軍少尉で九十九里浜の沿岸防備についていたそうです。

しかし、今、その封印していた想いから、自然と自分が描きたい。
描かなければならない。。という衝動にかられ、雨と涙に濡れながら、
スケッチをつづけ、この作品を完成させたそうです。

壁面いっぱいの大きな作品です。
この作品の前に立つと、なんとも言えない熱い想いがこみ上げてくる。
でも、それは決して悲しいものではないんです。明るい夢や希望に
向かっていて、優しいオーラに包まれている感じです。この作品の前に
立つと、自然とあたたかい優しい涙があふれてきます。

鉛筆1本とカミソリの刃1枚
葉っぱ一枚一枚、折鶴一羽一羽、心を込めてカットしていくんです。
そして、カラフルなセロファン一枚一枚細工しながら、重ね合わせて
色のグラデーションをつけていく手法。その根気のいる作業をたった
お一人で仕上げていくんです(@@)もう神業、鳥肌もんです(><)

            清水寺↓
藤城さんの作品は、カラフルで色鮮やかなものが多く、見ていると、
とても元気になってきます。
また、光と影の手法によって、目から浄化されていくような。。。
心も体も清められていくようです。

こんな時代だからこそ、藤城ファンが増えているのも納得がいきます。

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