大阪平成中村座2010/10/18

大阪城西の丸庭園〜特設会場にて10月〜11月公演中

私は10月大歌舞伎の昼の部を見せて頂きました。
歌舞伎の世界に魅せられる理由は・・・

まず、一言でいうと・・
表面は、華やか、艶やか!!
普段は触れることの出来ない非日常的な雅な世界
日本の伝統芸能、文化にどっぷり浸れる。

そして・・・その裏面で
伝統芸能を継承している人たちの命がけの志。
今の日本人が日本人として忘れてしまっている大切なもの
大和魂を、彼らは継承すべく、日々精進しているその姿。

その表と裏、陽と陰を知ったとき・・・
心をぐっと揺さぶられたのです(♡♡)


私が今、注目しているのは、中村鶴松くん
彼は3歳の頃、勘三郎さんに見込まれて
一般家庭から歌舞伎会に入ってきたんです。

学業と両立しながら、自らが楽しんで取り組んでいる姿は
本当に眩しい限りです。
どんなにハードで辛い練習も・・・
彼にとっては、わくわく好奇心いっぱいの体験。
目をキラキラ輝かせて、毎日を楽しんでることが
伝わってきます。

今はまだ15歳、一門の中に混じっても
引け目を感じさせません。
今回も10月公演の昼の部『紅葉狩』の山神役として
勘太郎、獅童と同じ舞台で、堂々と大役を演じきりました。


自分の好きなことに純粋に打ち込んでいる彼の姿勢から、
いっぱいいっぱい学ばされます。

自分の好きなこと、自分が選択した道
思いっきり、思いっきり、楽しむぞっ!