高野山展♪わくわく ― 2015/10/08
現在、和歌山県立博物館にて開催中の『弘法大師と高野参詣』
前期 9月19日〜10月12日
後期 10月14日〜11月1日
高野山開創1200年記念の特別展です。
私が一番興味を持ったのは、法住寺(石川県)より里帰りした不動明王坐像
もとは丹生都比売神社護摩堂にあり、その後高野山親王院へ移され、明治時代に石川県の法住寺に譲られたものだそうです。和歌山県内では初公開なので必見です!
美しいお姿をしています。胸の装飾品も素敵です。慶派の影響を受けた仏師の手によって作られたのでしょうか?
昨年、サントリー美術館の高野山展でお目にかかった不動明王坐像は、髪の毛を一方向に綺麗に流していて、とても美しい顔とお姿。これはきっと慶派のお仕事に違いない!と心の中で確信していました(笑)上記のものは、下記を模倣された作られたものだとか。。。
そして、この美しい不動明王坐像も、東寺西院不動堂の不動明王坐像の模刻だそうです。
東寺西院不動堂の不動明王坐像は、秘仏なので専門家でさえ目にしたことがないらしい。。
これらの不動明王坐像は、弘法大師が広めた密教にルーツがあるので、大陸から伝わってきたものとは違って、とても美しいお姿です。少しずつ模刻されている姿を見比べるとさらに興味が湧いてきます。
これは、東寺の立体曼荼羅の中に鎮座している不動明王坐像!
そして、私が一番好きなのは、醍醐寺にいらっしゃる快慶作の不動明王坐像。
いずれにしても。。これらの不動明王さまが生まれたのは。。
空海!弘法大師さまのおかげです。
和歌山県立博物館の学芸員さんに色々と詳しいお話を伺うと、さらに興味が湧いてきます。感謝です!