中川政七商店〜十三代目♪わくわく ― 2016/11/19
享保元年創業の中川政七商店は、初代が奈良晒(ならざらし)と呼ばれる麻織物の問屋業を起こしたことに始まるそうです。

はじめて中川政七商店に出会ったのは、東京の店舗でした。扱っている商品はもちろんのこと、店内の雰囲気、そこで働く人たちの波動の高さに惚れました。
そして。。この三百周年と書かれた看板に心を掴まれました(笑)
享保元年、吉宗公と同じ!本店は奈良にあるということを、そのとき知りました。
先日の奈良博でのトークショーにも参加させて頂いたのですが、変わりゆく時代において、今もなお残っているもの、受け継がれているものに心が躍る私です。
11月4日に『十三代目・中川政七』を襲名されたばかりの中川敦さん。梅田ルクアTSUTAYAでもトークイベント「経営とデザイン 幸せな関係」がありました。

中川さんは「日本の工芸を元気にしたい!」と、目をキラキラさせなが熱い想いを語られていました。そのビジョンに共感する人たちが集まり、繋がり、メディアにもどんどん注目されています。
その昔、私の曾祖父も紀陽織布という会社を明治に創設し、一時は3000名近い職工さんが働いていたそうです。しかし、昭和の大恐慌に倒産してしまったようです。そんな話を知ったのもごく最近のことなのですが。。。時代を越えても受け継がれていくもの、消えていくもの、その違いはどこにあるのでしょう?