永遠の02013/12/23

ちゃんと原作を読めぬまま映画を先に観ることになった。
周囲の人がすすり泣く中、なぜか純粋に泣けなかった。
それよりも、当時、予科練に志願して海軍飛行兵として終戦を迎えた父の話を思い返した。
終戦間際には、飛行機を作る予算もなく、最終的には人間兵器と呼ばれる史上最悪の作戦が実行され始めていたことを。。。
空襲の焼け野原の中、必死で家や家族を守り続けた祖母や母の話も。。。
まだまだ語り尽くせない戦争の悲惨さと、それを語れる人が年々少なくなっていく現実。今度帰省したら、父母にもっと話を聞いてみたい。今は亡き祖父や祖母にも直接話を聞いてみたかったなぁ。


この戦争という幼稚な行為で、どれだけの尊い命が失われ、それがまだ遠い昔のことではないということ。また、今もなお地球上で繰り返している愚か者たちがいるということを。。。

単なる歴史の一ページとして、物語や映画を通して泣くだけの傍観者になってはいけないんですよね。映画を見終わった後、感動というより、複雑な気持ちになりました。



今のこの平和な日本の中でも失われつつある命の尊厳
この世に生を受けたひとりひとりが、与えられた命を大切に生きるということ。
当たり前のことでありながら、本当に大切なことを見失っている現代の社会にメスを入れたかったのかな。。。百田尚樹さん。


原作をちゃんと読んでみよう!
父母にも話を聞いてみよう!

色々な想いが湧き出した2時間となりました。

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