お心入れ♡ ― 2014/11/25
高倉健さんの映画や追悼番組が日々放送されてますが
誰とでも真っ直ぐに向き合おうとするその姿勢、本当に実直なお人柄が偲ばれます。
寡黙な印象であった高倉健さんが残された名言の数々にも心が響きます。
『あなたに褒められたくて』オススメ本です。

最終章は、亡きお母様への想いが綴られています♡
自分が無口なのは「おふくろの教育」であり
何も言わないことを察する心、それは日本の奥ゆかしい文化であると。
特に印象に残ったのは「お心入れ」の章
お心入れ?という言葉は初めて知りましたが、健さんの姿と重なって、とても素晴らしい言葉だと思いました。
少し抜粋すると。。。
お心入れっていうのは 、お互いにわかっているって 、何も言わないで出すんだけれども 、これだけはあなたのために自分は選んできたんだって言いたいけれども言わない 。で 、出された方は 、これだけ気をつかっていただいて出してもらった 、みんなわかってる … …それはもうある意味では 、文化だっていう気がするんですよね 。
思いが入ってないのに思いが入ってるようにやろうとするから具合が悪いので 、本当に思いが入ってるのに 、入ってない素振りするところが格好いいのかもわかんないですね 。
手っ取り早いものに
心は宿らない
手間をかけてこそ
心を入れることができる。
一本一本の映画に
時間をかけ
命をかけてきた健さんだからこそ
納得できる言葉です。
「お心入れ」意識していきたいです。