一本足の鳥居とクスノキ2015/05/29

長崎県立美術館で藤城清治さんの作品を鑑賞する前に、山王神社に行って来ました。この作品も軍艦島と同様、6年前の影絵展のときに制作された大作です。

1945年8月9日 午前11時02分。
長崎への原爆投下で、神社は倒壊、あたり一面焼け野原。
2本のクスノキもこんな姿に。。
それなのに、2年後、奇跡的に新芽が。。このクスノキの生命力に、原爆被害や戦争の痛手に苦しんでいた人々の心に大きな希望を与えたそうです。

長崎出身の福山雅治さんも、この『クスノキ』を歌にしています。

我が魂は この土に根差し
決して朽ちずに 決して倒れずに

我はこの丘 この丘で生きる
幾百年越え 時代の風に吹かれ

片足鳥居と共に
人々の営みを
歓びを かなしみを
ただ見届けて

我が魂は 奪われはしない
この身折られど この身焼かれども

涼風も 爆風も
五月雨も 黒い雨も
ただ浴びて ただ受けて
ただ空を目指し

我が魂は この土に根差し
葉音で歌う 生命の叫びを

今年は戦後70年、長崎は被爆70年です。
私が尊敬する藤城清治さん、福山雅治さん
お二人の作品に導かれて、ここに来ることが出来ました。

ありがとう♡ありがとう♡ありがとう♡