兜跋毘沙門天♪わくわく2013/10/14

ひょんなことから、兜跋毘沙門天に興味を持つようになりました。

毘沙門天というのは、四天王の中で北をお守りしている多聞天でもあり、
足下で邪鬼を踏んでいることが多いのですが。。。
兜跋毘沙門天の足下には天女がいらっしゃるのです。

東大寺の中門で、柵の下から写真を撮ろうとして、その天女さまと
目が合い、驚きました(@@)


もともと平安京の入り口である羅城門の楼上に祀られていたという兜跋毘沙門天
平安末期に人々の手で東寺に運ばれてきたらしいのです。
            ↓
★東寺  宝物館 (国宝 唐時代8世紀 189.4cm)
兜跋毘沙門天は、地天女(ちてんにょ)の両手で支えられ、左に尼藍婆、右に毘藍婆の邪鬼を踏み従えています。

東寺の兜跋毘沙門天を模倣して造られた第一作目は。。
現在、清涼寺の霊宝館に安置されています。↓
重文 平安時代 184.8cm


第二作目は。。奈良国立博物館で会うことが出来ました。↓
                 重文   平安時代 11世紀 164cm (東寺の忠実な模倣2作目)

東大寺中門から始まって、今まで4体の兜跋毘沙門天に会うことが出来ました。
鞍馬寺にもいらっしゃるようですので、また機会をみて、会いに行きたいと
思っています。


※画像は手持ちのポストカードや図録、書籍から引用しています。