あしながおじさん〜無償の愛2011/02/16

徳には大きくわけて『陰徳』と『陽徳』がありますが・・・
『陰徳』は、人知れず行なわれ陰に隠れた徳(誰にも知られず、感謝されたり、ほめられたりしない徳)で、見返りを期待しない無償の愛です。

子供の頃、読んだ『あしながおじさん』を思い出します。孤児院で暮らす少女ジュディーに、見知らぬ紳士が名も告げずそっと支援を続け、進学の夢を果たすという物語でした。物質的なお金などの支援も大切ですが、それ以上に、目に見えない心の贈り物が大きな支えになるということを、子供心に感動したのを覚えています。
またちょっと読んでみたくなりました。

その話と関連して『あしなが育英会』のことをちょこっと紹介します。
当初、親を亡くした交通遺児たちのための奨学金制度だと認識していたのですが
お金を与えるだけでは遺児の心を救うことが出来ないと考えた創始者の玉井義臣さんは
心のケアを中心とした『心塾』を設立して、遺児たちへの教育にも力を注ぎ、長年活動を
続けてきました。

やがてそこで育った子供たちの感謝の想いが、恩返し運動に繋がり、活動が幅広く世界へと広がり続けているのです。見知らぬどこかの誰かが、見知らぬどこかの誰かをそっと継続的に支援するという、あしながさんの"無償の愛"に感動した遺児たちが、交通遺児から災害遺児へ、更に病気遺児、自死遺児へと支援の輪を広げてきました。そして海外の震災遺児、エイズ遺児へと、あしなが運動の原動力となっているのです。

あ〜なんて素敵な話なんでしょう(T T)


一番大切なのは・・・
物質的な豊かさではなく
心の豊かさなんですよねー♡